|
|
みかん生産量日本一を誇る和歌山県において、特に「有田みかん」は全国的にも有名ですが、その中でも「田村みかん」は最高級ブランドと称されています。
「田村みかん」は、一般的なみかんに比べ糖度が非常に高く、独特の赤みがかった色が特徴です。その理由は田村地域の温暖な気候と秩父古生層の土壌にあります。秩父古生層はミネラルを多く含み、美味しいみかんが育つ天然土壌です。さらに、紀伊水道を望む南向きの斜面にみかん畑があるため、潮風とたっぷりの太陽の光を浴びて育っています。
秩父古生層とは
秩父古生層はかたい砂岩や粘板岩、チャートのような堆積岩から構成されている古い地層です。 |
拡大写真 |
拡大写真 |
拡大写真 |
海沿いの道にあるみかん畑への入り口です。田村にはこの入り口がいくつもあります。 |
何もさえぎるものがなく、日光を浴びるみかん畑。太陽の光がみかん畑全体を満遍なく注ぎます。 |
雲ひとつない透き通るような青い空の下、養分をしっかり溜め込んで美味しいみかんが育ちます。 |
拡大写真 |
拡大写真 |
拡大写真 |
さわやかな笑顔でみかん運搬機に乗り込む竹中さん。この機械でみかんを搬出します。 |
何十年も前に、細かい石を手作業で積み上げて作られた風情のある石垣。さぞや大変だったと思います。 |
太陽が反射した海です(露光オーバー)。美味しい理由のひとつは、この強烈な反射光かもしれません。 |
|
|
|
竹武農園では、雨が多くなるとマルチシートと呼ばれる白いビニールシートを木下に広げます。シートで覆われているため、雨が降っても水分が吸収されにくく、糖度があがります。
さらにカツオ、ニシン、イワシなど樹の状態に合わせて有機肥料を与えています。この魚系の肥料を与えることにより糖度だけではなく”うまみ”の強いみかんに仕上がります。
|
拡大写真 |
拡大写真 |
|
この白いシートがマルチシートです。天候やみかんのそだち具合、樹の状態を見ながら使用されます。 |
樹の葉っぱ25枚につき、みかん1個の割合で育てられたみかんは”うまみ”いっぱいです。 |
|
|
|
|
竹武農園のみかんについている白い粉は農薬ではございません。この白い粉の正体は、カルシウムや石灰、硫黄の混合物で人体には影響ありません。
※商品には説明書が同封されますので贈答用でもご安心ください。
みかんは果実の肥大が止まるころから、糖分や旨味成分アミノ酸などが果実内に多量に蓄積されます。そのころからこの白い粉を散布することで果実や葉の表面を乾燥させ、水分の蒸散を促進する効果で旨味を逃さず、果実の中に溜めていきます。そして竹武みかんは、一番美味しい状態の完熟にしてから収穫するため、収穫直前の葉面、果皮からの雨や夜露による水分吸収が大敵です。最後の段階も白い粉でこれらを抑制することにより、今まで高めた糖度、旨味をグッと果実の中に閉じ込めた田村育ちみかんが収穫されます。 |
拡大写真 |
拡大写真 |
拡大写真 |
へたの部分が黄色くなったのが完熟のサイン。竹武農園では完熟にこだわって栽培しています。 |
収穫前には白い粉はみかんだけでなく、樹の葉面にも散布され、おいしいみかんの仕上げに役立ちます。 |
田村そだち蜜柑は、すべて手作業で丁寧にみかんを選別していますので、傷が少なく味がボケていません。 |
|
|
|
白い粉は果皮のダメージによる味の変化を控えるため、収穫後も完全にふきとらず、少し粉が残った状態で箱詰めしてしております。一日にお召し上がりになる分だけ拭き取ってお召し上がりください。 |
|